Kopfzentrum Bielefeld
頸動脈小体腫瘍の手術
頸部・頭部

頸動脈小体は総頸動脈が内頸動脈と外頸動脈に分岐する部分にある小さな組織の集まりです。ここにごくまれに頸動脈小体腫瘍(頸動脈分岐部パラガングリオーマ)が生じます。ゆっくり成長し、多くは良性ですが血管に富む腫瘍で、2本の血管を押し広げます。手術では腫瘍を切除し、頸動脈や周囲の神経から慎重に剥離します。
手術の適応
通常のきっかけは頸動脈部に触れる、多くは無痛のしこりで、超音波検査やMRI・CTなどの画像検査で精査します。この腫瘍はゆっくり成長するため、定期的な経過観察も選択肢になります。手術の適応と時期は、大きさ、増殖速度、位置、術前検査の結果に応じて個別に計画します。
手術の流れ
手術は全身麻酔下で頸部の皮膚切開により行います。血管を展開したのち、腫瘍を総頸動脈の内側と外側の血管壁から剥離します。この際、迷走神経、舌下神経、喉頭への枝など関連する神経を温存します。病変が広い場合は血管の再建や拡張が手術の一部になることがあります。入院期間は術前にお伝えします。
リスクと術後の経過
あらゆる手術と同様に、この手術にもリスクがあり、術前の説明で詳しく話し合います。腫瘍は血流に富むため、術後出血が起こることがあります。また、神経が関与した場合、一時的な、あるいはまれに永続的な声・嚥下・舌の動きの障害が起こることがあります。頸動脈に関わるまれな特有のリスクは個別に説明します。術後は創部、神経機能、血圧を確認し、経過観察は個別に計画します。